●トピック
・リピーター
・ハブ
・ブリッジ
・ディスタンスベクタールーティングプロトコル
・携帯情報端末(PDAS)
●深く知る
ネットワーク機器はケーブルだけではなく、ネットワークを区分したい場合などに用いられる様々な機器がございますので紹介いたします。リピーターとハブは、物理層の信号を制御するデバイスです。 リピーターは、ある一方のネットワークポートで受信した信号を、もう一方のネットワークポートから送り出す機器です。何に使われるのかというと、ネットワークケーブルの長さが足りない場合に、ケーブルとケーブルをつなぐことで長さを補います。ハブは、1つのポートで信号を受信し、他のすべてのポートでその信号を繰り返します。リピータと同様に延長の役割にもなりますが、同じデータを別のネットワーク機器に送ることで、フォレンジック調査にも使うことができます。
ただ、VLANでも解決できない問題があります。同じVLANに属していても、「こことここの端末同士は通信させたくないけど、こっちのコピー機には通信させたい」というような要望もあるでしょう。通信の範囲を区間ではなく、送信元・宛先で決めたい場合にVLANだけでは解決が難しいのです。頭をひねってたくさんVLANを作ればできるかもしれませんが、スイッチはよりシンプルに実装する方法を持っています。プライベートVLANとは、一つのVLANの中で通信を制御するという技術です。プライベートVLANを利用することでより細かい通信制御を行うことができます。
ホテルのネットワーク環境を例に挙げて説明しましょう。インターネット付きのホテルでは、部屋同士の通信をさせたくないけど、すべての部屋はインターネットに接続できるようにしたいわけです。通常のVLANで実装しようとすると、部屋単位でネットワークを分離することができず、すべての部屋が一つのコリジョンドメインの中に属してしまい、部屋同士で通信しあえる状態になります。それを回避しようとすると、各部屋ごとのコリジョンドメインを作ることになってしまい、これもまたネットワーク負担の大きい話です。一方、プライベートVLANを使用すれば、ポートごとにどのポートと通信しあえるか、もしくは隔離するかを定義することで、各部屋同士では通信はできないものの、各部屋はインターネットに接続できるという分け方を実現できます。
次にネットワーク層の情報に制御をかけるネットワーク機器について紹介します。ルーターは、ネットワーク層のネットワーク機器です。あるローカルエリアネットワークから他のローカルエリアネットワークへの通信を伝達します。ネットワーク層ですからIPアドレスによって送信元、宛先を示します。ルーターは一つだけではありません。配送業者の拠点のように、何個もまたがり設置されています。ここで、どのようにルーターを辿り、各ルーターは次に渡すルーターをどのように決めているのか、つまりルーティングをどのように設定しているのでしょうか?
最も古典的な方法は、静的ルーティングという方法です。これは、宛先IPアドレスに対して、次にどこのルーターに向かえばよいのかを各ルーターにあらかじめ登録しておく方法です。しかし、これには問題があります。もしも、次に行こうとしているルーターがダウンしていた場合です。静的ルーティングでは次のルーターに送りたいのですが、壊れているので送れません。物理的に見れば、他の経路を伝っていけば通信できるのですが、あらかじめ登録した内容に沿ってしか経路を選択しない静的ルーティングにそれはできません。これは可用性の観点から解決すべきです。
そのために登場したのが、ルーティングプロトコルです。ルーティングプロトコルは宛先IPアドレスに対して、次に行くべきルーターを自動的に計算してくれるもので、行こうとしていた経路に障害が起きた時、別の経路を探してくれたり、最も早く通信先に到達するルートを見つけようとします。ここで、最も早く到達する経路を決定することは難しい問題です。