●トピック
●深く知る
共通鍵暗号化方式と公開鍵暗号化方式がある。共通鍵暗号化方式とは、秘密を共通したい2者間で同じ鍵を使う方式である。米国暗号化標準のAES(Advanced Encryption Standard)が暗号処理速度と安全性で推奨されている。公開鍵暗号化方式は、暗号化する鍵と復号する鍵とが異なる暗号化方式であり、RSAがスタンダードとして利用されている。暗号鍵を公開鍵することで生成する鍵を節約できるうえ、事前の鍵交換が不要であるためオープンなシステムが完成する。しかし、暗号化処理速度が芳しくない欠点があり、公開鍵で共通鍵を共有するハイブリッド暗号化方式が利用される。
暗号鍵を生成するためには、しばしば乱数を発生する必要がある。しかし、コンピュータによって計算されて算出される乱数は疑似乱数と呼ばれるもので規則性があるのだ。一定間隔で同じ値が生成されたり、ある計算式により整備されたもので、乱数の精度にも注意を向けられると良い。
ちなみに、暗号を平文に変換することは復号化よりも復号の方が日本語としては適切である。なぜなら、暗号するという単語はないためです。ただ本サイトでは、字面上の対称性が生まれるため復号化と表現する場合がしばしばあります。