誰しも投資対効果の良い対策を考えたいと思っています。ここでは、リスクの評価が完了した後、各リスクに対してどのように適切な対応策を考えていくのかを確認しましょう。
まず、影響力と発生頻度という2つの軸を書きます。そうすると、4つのブロックができます。それぞれのブロックと対応策は概ね関連しており、リスク軽減、リスク回避、リスク移転、リスク受容と呼ばれています。それぞれどのようなリスクを取り扱い、どのような対応をすべきなのかを説明していきましょう。
リスク軽減は、致命的でなくよく発生するのであれば、修正してリスクを減らす対応方法です。自動車で急ブレーキをかけないといけない場合もあります。直接的な事故ではありませんが、発生しないわけではありません。その場合に備え、後部座席であってもシートベルトをしっかり締めることは、リスク軽減に当たります。(後部座席においてもシートベルトをしめることは、道路交通法第71条の3第2項に定められた義務です。)
リスク回避は、致命的でありよく発生するのであればしっかりとコストをかけ、そのリスクを完全に排除する対応方法です。自分の自動車が強盗に襲われるかもしれません。地域によっては発生頻度が高くなるケースもあります。そもそもそういった地域には車を止めない、もしくは住まないことはリスク回避に当たります。
リスク移転は、致命的でありそこまで発生しないのであれば、リスクを請け負ってもらう対応方法です。自動車の事故が起きてしまった場合に備えて保険に入っておくことがリスク移転に当たります。
リスク受容は、致命的でなくそこまで発生しないのであれば、リスクを受け入れてしまう対応方法です。自動車に鳥の糞が落ちてくるのは、発生しても大したことはありません。車体は傷つかず軽い洗車をすれば解消されるため、リスク受容に当たります。適切なリスク分析が行われていれば、今の対処方法とは異なる判断が浮かび上がるはずです。
サイバー攻撃に対しても保険がある