リングモデル(ring model)とは
リングモデル(ring model)とは、階層化のコンセプトを基に操作権限の強さを示したモデルです。
コンピュータは階層的な作りになっており、下層に降りるほどより強い権限を必要とします。
- Ring3 アプリケーション操作権限
- Ring2 デバイスドライバー操作権限
- Ring1 OS操作権限
- Ring0 カーネル操作権限
つまりは、プロセスのリソース権限
実際のリングモデルでは、プロセスはどのリングで実行されるか位置ずけるもので、そのプロセスの優先順位、権限、メモリ分割に影響してきます。
実行しようとするプロセスはすぐに実行されるのではなく、順番待ち状態になります。そして、低いリング番号に関連するプロセスは、高い番号のリングに関連するプロセスよりも先に実行されます。また、上位のリングで動作するプロセスは、下位のリングにあるハンドラやドライバに必要なサービスを要求しなければなりません。これを、システムコールといいます。