テスト工程全体
広義の意味では、テストが行われるのはテスト工程ではありません。各工程において次の工程進んでよいのか、確認やレビューも含まれます。
要件定義から開発工程までは、テストと言っていますが、レビューの場になります。打合せなどで資料などを用いた認識合わせが主になります。
開発工程では、ブラックボックステストとなる項目はありません。実際にコーディングするうえでブラックボックスとなる観点がないためです。
ベータテストもリリース後もテストとして記載しました。実際のユーザーに使っていただき、使用感も含めた検証を行います。
ソフトウェア開発ライフサイクルにおけるテストの種類を以下に記載します。一部のみを記載しており、テストの種類やテスト範囲はプロジェクトごとに異なります。
単体テスト(Unit Testing)
単体テストとは、開発したモジュールが単体で動くことを確認するテストです。
車でいうと、タイヤを車体に着けずに穴が開いていないことを確認することです。
導入テスト(Installation Testing)
導入テストとは、開発したモジュールがちゃんとインストールできるかを確認するテストです。
車でいうと、タイヤを車体に装着できることを確認することです。
結合テスト(Integration Testing)
結合テストとは、開発したモジュール同士を連結して全体動作を確認するテストです。
車でいうと、すべてのパーツがつながって車が動くかを確認することです。
回帰テスト(Regression Testing)
回帰テストとは、修正したことでほかの箇所に不具合が出ていないかを確認するテストです。
車でいうと、新しいタイヤを買い替えた時、ちゃんとブレーキが利くかを確認することです。
受入テスト(Acceptance Testing)
受入テストとは、開発を発注してくれたお客様に実際に使ってもらって納得してもらうテストです。
車でいうと、試運転です。