災害復旧計画（DRP、Disaster Recovery Plan）とは、事業継続計画の一つであり、災害時にITシステムを速やかに復旧するための計画です。

事業継続計画は、事業を継続するための全体を対象としているためITシステムに特化した計画ではありません。災害復旧計画では、重要なビジネス機能を支えるITシステムに焦点を当て、災害後にそれらをどのように復旧させるかを考えます。

策定された計画は、以下の順序で実行していきます。

1. 緩和（Mitigation）：災害の影響や可能性を軽減することです。
2. 準備（Preparation）：対応のためのプログラム、手順、ツールを構築する。
3. 対応（Response）：インシデントに対応するために適切なスタッフに通知し（多くの場合、コールツリーまたは自動コール）、計画で特定された上級管理者に通知し、計画で指示されている場合は、その他の適切なスタッフと連絡を取ります。
4. 復旧（Recovery）：基本的な機能を回復させ、本番運用に戻すことです。