コンピュータ倫理の十戒とは
コンピュータ倫理の十戒とは、コンピュータ倫理研究所(Computer Ethics Institute)が、コンピュータを使う人に向けて考えた、10個の心持ちです。
- 他の人を傷つけるためにコンピュータを使わないでください。
- 他の人のコンピュータの仕事と相互作用してはならない。
- 他の人々のコンピュータファイルを詮索してはいけません。
- 盗むためにコンピュータを使用してはいけません。
- 偽の証人を負うためにコンピュータを使わないでください。
- 許可なしに支払っていないソフトウェアをコピーしたり使ってはいけません。
- 許可もしくは適切な賠償なしに他人のコンピュータリソースを使用してはいけません。
- 他の人々の知的な成果を扱うべきではありません。
- あなたが書いているプログラムや設計しているシステムの社会的意味について考えるべきです。
- 常に他の人間への配慮と尊敬を確実にするような方法でコンピュータを使うべきです。
読み飛ばしましたね?噛み締めてください。
こういった倫理は、コンピュータ技術に対して否定的な側面を持ちません。目的は、倫理的な観点から技術促進を妨げるものではなく、倫理的な問題に直面するにあたって、指針を定式化し正当化することです。また、コンピュータ倫理の範囲はコンピュータに関連する技術も含まれます。例えば、ハードウェ アやソフトウェアに関する問題が含まれることは勿論、コンピュータ同士のネットワークに関する問題も含まれます。