ゲノム編集とは、体の構造を変える技術です。
なんであの人のほうが顔がよくて背が高いの?と思いますよね。
生物は自分の体を、アデニン、グアニン、チミン、シトシンという4つの色鉛筆でDNAというスケッチブックに書いて覚えています。
スケッチブックに何が書いているかを遺伝子と呼びます。ですが、スケッチブックは部屋のいろいろなところに散らばっています。
全体を見たければ、このスケッチブックを正しく組み合わせなければなりません。ばらばらの遺伝子をまとめたものをゲノムといいます。
つまりは、ゲノム編集とは遺伝子の組み合わせ方を変え、生物の体の設計図を書き換えるということです。
このゲノムを編集できる技術が進んでいます。
とはいえ、急に顔を変えられるのではなく、生まれるときに書き換えます。
ふつうは、子どもをつくるとき、父親の設計図1つと母親の設計図1つを組み合わせて新しい子どもの設計図を作ります。
設計図を合わせるときに、クリスパー/キャス9という特殊な修正液を使っていらないところだけ修正します。
病気に強い人間が生み出せたり、高級魚をすごい太らせたりできるみたいです。
まあこういうのって、対象が人間になると倫理的問題とか言われるんですよね。
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