●トピック
●深く知る
BYOD(Bring Your Own Device)とは、自身か持っているスマートフォンやパソコンなどの機器を会社の業務に利用する動きである。以前は、企業で求められるセキュリティレベルを日常で利用する端末では確保できなかったため利用されることはなかった。しかし、個人の持つ端末のハードウェア性能の向上と、ソフトウェア制御によってセキュリティ担保可能となったために、こういった端末の併用が可能となったわけです。企業としては、余計なハードウェアの棚卸管理もなくなるためありがたい。利用ユーザ―としては、日常で使っている端末が会社の端末と同じになることでの嬉しくなるかは難しいが、余計な端末を会社から預けられるよりはよいだろう。個人端末の利用において最も警戒すべきは紛失時の対応である。モバイル端末管理 (Mobile Device Management)の一機能としてリモートすワイピングがある。これは、端末のデータを削除するリクエストをリモートから送付し、紛失時に外部に企業情報が漏洩しない仕組みである。ただし、これには個人利用のデータも削除対象となることがあり、事前に利用ユーザ―(主に、従業員)に対して同意を得ておく必要がある。