●トピック
・要求管理
・変更管理
・構成管理
・脆弱性管理
・パッチ管理
・リリース管理
●深く知る
システム運用をするにあたって、同じサービスを提供し続けることはありません。お客様に満足してもらうためにサービスの拡大が行われます。つまりは、サービスの機能自体を変更することになるでしょう。このような、新しい要望に対して適切にシステム変更をかける管理のことを変更管理と言います。変更管理は、ハードウェアやソフトウェアに関わらず、すべてのシステムのコンポーネントを対象とします。
変更管理のプロセスは6段階のフェーズに分かれています。まずは変更依頼です。新しい機能の導入や運用管理者の発見、もしくは利用者の問い合わせによって変更の要求が来ます。この段階ではシステムを変更するかどうかは決まっていません。単に”要望”として扱います。次に、本当に変更するべきかどうかを評価をします。変更に関して効果的で実現可能であるかを確認します。次は、変更の承認もしくは却下です。前のフェーズで得られた評価から変更すべきか否かを判断します。次は、変更のテストです。承認された変更依頼は、実運用サーバーでない開発サーバーにて一旦テストされます。そこで、期待する結果となることを確認します。次は、変更リリースの計画及び実施です。システムを実際に変更する前に影響を受ける関係者への変更の通知をします。そして、サービス利用がピークでない時間帯を調査し、切り戻し計画を準備したうえで実行します。最後は、ドキュメント化です。変更箇所に対して文章化します。