Braveのセキュア機能がまた一つ「エフェメラルサイトストレージ」

Webセキュリティを保護するとサイトが破壊される

セキュリティと利便性はトレードオフといわれる。ビルに入館するときにはゲストカードが必要であるし、端末を持ち込むにも申請が必要である場合もある。利便性とセキュリティの問題は、たびたび議論される一つだ。

Webブラウザであっても例外ではない。Webでのほとんどの追跡は、サードパーティのストレージ、つまりアクセスサイト以外のサイトに一意の識別子で追跡されている。この追跡は、通常あなたの同意なく知らないうちに行うことが可能である。

面倒なことは、このサードパーティのストレージをブロックするとサイト自体が破損する可能性があり、遮断することができない点にある。

ただ、Braveにはデフォルトですべてのサードパーティストレージをブロックしていながら、Webサイトが破損しないように設計されたエフェメラルサイトストレージという仕組みがある。

エフェメラルサイトストレージの使い方

①Brave Nightlyをダウンロード

以下から「Brave Nightly」をダウンロードする。

※Brave Nightlyは、Braveのβ版(開発)です。ユーザー影響を確認したうえで、Braveブラウザでも同じ方法で実装されていくでしょう。

②Brave Nightlyを起動

Brave Nightlyを起動します。

※インストール後に自動的に立ち上がってきます。

③環境設定

上部のURLバーに「brave://flags」と入力すると、環境設定が開きます。

④エフェメラルサイトストレージを有効化

検索バーより「Enable Ephemeral Storage」を入力すると、下に設定項目が出てきます。

「Defalut」から「Enable」にします。

変更すると、ブラウザの下に「Relaunch」ボタンが出てきますので押します。

参考文献

Brave、「Brave Passes 25 Million Monthly Active Users」、https://brave.com/25m-mau/