動作モードとは
最新のプロセッサには、2つの動作モードがあります。なんでもできたほうがいいと思うかもしれませんが、すべての情報にアクセスすることができないようなマルチユーザー環境をサポートするように設計されています。
一つ注意点は、今回紹介しているプロセッサの動作モードとユーザーアクセスの許可は別物です。実世界のユーザーの権限に合わせてごとに、利用するモードを変更するということはありません。ユーザーモードと特権モードは、一般ユーザーと管理ユーザーではないことをご理解ください。
ユーザーモードとは
ユーザーモードは、ユーザーがアプリケーションを実行する際にCPUが使用するモードです。つまりは、アプリケーションを実行するモードです。
CPUは、命令セットの一部のみを実行することができます。ユーザーが意図しない動きをするコードを使ってしまったシステムに損傷を与えることを防ぐために設計されています。
特権モードとは
特権モード(監視モード、システムモード、またはカーネルモード)とは、CPUがサポートするすべての命令にOSがアクセスできるように設計されています。つまりは、OSが動作するモードです。
このモードでは、セキュリティとシステムの整合性を確保するために、OS自体の構成要素であるプロセスのみが実行を許可されます。