RAIDとは
RAID(Redundant Array of Independent/Inexpensive Disks)とは、複数台のハードディスクを1台のハードディスクとして運用するための技術です。記録するデータをどのようにハードディスクに書き込むのかによって物理的な冗長性を向上させる仕組みを持っています。
RAID 0
ミラーリングやパリティのないストライピングで、フォールトトレランスはなく、リード・ライトの速度のみが速く、最低2台のディスクが必要。
RAID 1
ミラーセット、同一のデータを持つ2つのディスク、書き込み機能は両方のディスクに同時に書き込まれる。
RAID 10
RAID 0とRAID 1を組み合わせたRAID方式がRAID 10です。
RAID 0のように別のディスクに同時に書き込みますが、別のディスクは複数台で冗長化されています。
RAID 5
分散パリティによるブロックレベルのストライピングによって、速度と冗長性を兼ね備えています。
パリティを使用するため、最低でも3台のディスクが必要になります。
RAID 6
RAID 5と同様に分散パリティによるブロックレベルのストライピングを利用します。ただし、パリティを二重で生成し、異なるディスクに記録することで、RAID 5より耐障害性が高いです。
その一方で、生成されるパリティが多いため、書き込みや必要な容量がRAID 5よりもかかります。