テストカバレッジ分析とは
テストカバレッジ分析では、ブラックボックステストの設計手法の一つで、アプリケーション全体に対して、どのくらいのコードがテストされたかを特定します。
テストの不足により、発見されるべきであったバグやセキュリティ問題が存在する可能性のある重大なギャップがないことを確認します。
アプリケーション処理は、命令処理と条件分岐や繰り返しの連続です。そのため、各分岐によって、テストの対象が増えることになります。
網羅率の種類
命令網羅率(C0)とは、すべての実行可能命令(ステートメント)のうち、テストで実行された命令の割合です。送信、送金エラー処理などの網羅率を計測します。
分岐網羅率(C1)とは、すべての判定条件のうち、テストで実行された判定条件の割合です。条件分岐のYES、NOの網羅率を計測します。
条件網羅率(C2)とは、すべての条件のうち、テストで実行された条件の割合です。認証済がtrueかつ資産保有がtrue、認証済がtrueかつ資産保有がfalse、認証済がfalseかつ資産保有がtrue、認証済がfalseかつ資産保有がfalseの4つの網羅率を計測します。