CPEクレジットの稼ぎ方とは?CISSPに合格したらCPEを稼ごう!

CISSP

CISSPを継続認定するためには120時間の継続学習が必要

CISSPには合格できましたでしょうか?CISSPは認定されたら終わりではありません。認定され続けるためには、学習を継続する必要があります。(ISC)² はその継続学習の仕組みとして、CPEクレジットを取得する必要があります。

CPEクレジットとは、Continuing Professional Educations creditsの略で、日本語訳は「継続教育単位」です。(ISC)² の資格は3年毎に認定更新することになっています。

(ISC)² 認定保持者は、セキュリティに関する知識や技術を維持・向上のために、セキュリティ関連のトレーニングやイベントに参加し、規定のCPEクレジットを取得する必要があります。 通常、対象となるトレーニングコースやイベントへの参加1時間に対して1ポイントが付与されます。

CPEクレジット取得要件は、各資格毎に、認定期間の3年間で取得しなければならないポイント数を定めています。 CISSPでは、認定期間3年間の合計CPE120ポイントが必要になります。つまり、3年間で120時間セキュリティに関する学習を続けることが求められます。

CPEは何処でもらえるのか

CPEが付与されるには、セキュリティに関する学習やイベントに参加し、その入館書や領収書を(ISC)2会員ページから報告することになっています。仕事や勤務の時間は付与されません。ただし、会社自身がセキュリティプログラムとして開催した学習やイベントは対象となります。

ただし、どのような学習でもよいわけではなくCPEが獲得できるわけではありません。CPE付与対象となるトレーニングは(ISC)2から指定されておりますので、確認してから受けるようにしましょう。

その中には、(ISC)2が提供するトレーニングもあり、CPEポイントの登録も確実で簡単なので、個人的にこちらを利用することを勧めます。

(ISC)²メンバーとアソシエイトは無料で、IoTからAI、プレゼンテーションスキル、経営幹部とのコミュニケーションまで、さまざまなトピックに関するコースを利用できます。これらのコースはすべてオンラインで自分のペースで進められます。

受賞歴のあるウェビナーシリーズは、メンバーとアソシエイトが新たな問題に関する知識を深め、現在のトレンドのトピックについて最新情報を入手するのに役立ちます。

Safeand Secure Onlineプログラムで、アンバサダーになり、コミュニティのサイバーセーフティに関する知識を広めましょう。このプログラムは、オンラインで安全を保つことについて子供や家族を教育するための優れた方法であるだけでなく、CPEクレジットを獲得するための楽しくてやりがいのある方法でもあります。

(ISC)²試験の開発と維持のためにあなたの専門知識を提供してください。ワークショップは、関連する資格を保持しているすべてのメンバーが参加できます。メンバーは、ワークショップの1時間ごとに1つのCPEクレジットを獲得します。

専門家の洞察を聞き、ベストプラクティスを共有し、従業員が直面している問題について話し合い、重要な資産をより適切に保護するためのプロセスと手順を学ぶために、何千人ものサイバーセキュリティ専門家の中に参加してください。

雑誌InfoSecurityProfessionalは隔月刊で、オンラインで無料で入手できます。この雑誌は、業界の最新トレンドについて専門家を最新の状態に保ち、各号でクイズに答えるメンバーにCPEの機会を提供します。

(ISC)²メンバーとアソシエイトは、バグクラウドのバグ報奨金プログラムに参加することでCPEクレジットを受け取る資格があります。 CPEクレジットはあなたに代わって提出されます。

お住まいの地域の(ISC)²チャプターに参加しますか? CPEクレジットを獲得する独自の方法を作成しながら、仲間とネットワークを築き、スピーカープログラムを開発し、将来の専門家を指導します。

(ISC)²は、主要なセキュリティ組織やテクノロジーイノベーターと提携して、メンバーやアソシエイトがCPEクレジットを獲得し、専門能力開発の道を支援します。セキュリティの専門家として成長し、新たな脅威から組織をより適切に防御するために利用できる最新のトレンド、問題、ベストプラクティス、およびソリューションについて学びます。

その他トレーニング・イベント等参加

セキュリティに関するトレーニングやイベントに参加した場合もCPEクレジットを申請できます。本・雑誌・ホワイトペーパーの作成、コースやセミナー・高等教育コースの受講、業界会議・情報セキュリティ専門家協会支部会議の参加、オンラインウェビナー・ポッドキャスト・ベンダープレゼンテーションの発表などが対象となっています。

参加1時間に対して、CPE登録できます。CPEクレジットの登録は(ISC)2会員ページから自ら実施する必要があります。その際、トレーニングの領収書や参加証などを証跡とすることができます。

おすすめ書籍

新版 CISSP CBK 公式ガイド

セキュリティ専門家の国際的認証基準として需要が高まっているCISSP(Certified Information Systems Security Professional)。2005年既刊の邦訳版から12年が経ち、CISSPのドメインが変更され内容・訳語が古くなったため、最新の第4版の邦訳版を日本語公式ガイドブックとして出版。技術知識はもちろん、経営・法律知識まで完全に網羅し、セキュリティの設計・運用・実装を理解するための最高のテキスト。