CSMA/CDとは
CSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)とは、電話線などの通信ネットワーク上の衝突を回避できる仕組みです。
従来は家庭用インターネット接続のための専用線を持っていなかったため電話回線を共有していました。
- 受話器を持ち上げると回線がアイドル状態かどうかを確認
- 回線がアイドル状態でない場合は、電話を切り、再試行するまで待機
- 回線がアイドル状態の場合はダイアル
同時に受話器を持ち上げると両方でアイドル状態と判定され、衝突が起こり、ダイアルは無意味になります。
CSMA/CDは、この衝突を回避できる仕組みです。1本のケーブル上を複数のノードがお互いにアクセス(Multiple Access)できるようになります。
イーサネットフレームを伝送したいPC端末はケーブルの通信状況(電気信号の状況)を確認します。
信号を感知(Carrier Sense)しフレーム伝送を行い、フレームが衝突を検出(Collision Detection)するとランダムな時間を待ち送信を開始します。