Tキャリア・Eキャリアとは、最も普及しているWANの2つのキャリアである、米国のTキャリアと欧州のEキャリアです。 

ネットワークが広くなった場合、国跨ぎの回線が必要になります。そのため、国家の力が必要であり、それが実現できるのは限られます。

キャリアの持っている回線は1本ではなく、多くの回線を持っています。そして、回線を束ねることでより、より速度のある回線を作り出すこともできます。

Tキャリアを構成する回線一本一本のことをデジタル回線DSといいます。そのため、TキャリアはDSキャリアとも呼ばれます。

T1、T2、T3というように、数が上がるほど多くの回線を束ねて専用線として使うことを意味します。

T1は、約1.5Mbpsの速度で通信可能です。64kbpsのデジタル回線を24本束ねて、8kbpsの制御用信号を加えて1.544Mbpsの通信容量を可能にします。