対共産圏輸出統制委員会(COCOM)

COCOMとは

対共産圏輸出統制委員会(COCOM, Coordinating Committee for Multilateral Export Controls)とは、冷戦時代にアメリカを代表とする資本主義の国の軍事技術が、ソ連を代表とする共産主義の国への漏れ出ないようにするための委員会です。

暗号化技術は、戦争中には戦略を伝達するのに欠かせませんでした。相手国に作戦を知られれば致命的だからです。

そのため、暗号化技術などの軍事に関わる技術が、相手国に知られないように規制する委員会を設立する必要があったのです。

後発として、ワッセナー・アレンジメントとして継続しており、加盟国は広がっています。