小さいころ森の中に入ると未知なるものを見る反面、足に切り傷を負っていることがあった。今のインターネットはまさに少年期の森のようだ。
ウェブサイトを閲覧をしていると我々の行動は収集されていく。それにもかかわらず、コンピュータに詳しい人を前提とするITサービスがある。
ベンダー、プロトコル、クッキーなどコンピュータに関わる人で開ければ理解することが難しい言葉を並べられても、利用開始したい気持ちが先に出てしまいサービス利用していることが現状だろう。
その上、無料のコンテンツと聞いて使い始めたら広告のスコールに見舞われる。
それはJavascriptを開発し、Webの世界を変えてしまったBrendan Eich氏の手によって解決されるようだ。ユーザのプライバシーを保護し、広告を自動的に取り除いてくれるブラウザが登場したのだ。
それがBraveブラウザである。
ブラウザとは、何か調べたい時に開き、関連単語からWebサイトを検索するChromeやFirefoxなどのアプリのことです。
わかりやすく言うと、今このサイトを見ているアプリのことです。
Braveのシールド機能を使えば、サイトがユーザ行動追跡しようとしても守られる。
Braveの処理速度は他のブラウザと比べ圧倒的に早い。
Braveは広告除去機能を持っており、BAT仮想通貨も取得できる。
Braveブラウザの作りは、Google Chromeの使用感と同じである。Google Chromeを使っているユーザであれば、Braveの移行の負担はほぼ感じなかった。
少し違うところは上部のURLバーのライオンと三角マークだ。
まずはライオンマークを押してほしい。
Braveブラウザは、サイトからの保護をシールドという機能に集約している。
コンピュータに詳しくなくても、シールドがオンになっていれば安心というシンプルな使い方ができるようになっている。
ユーザの行動追跡などされたくなければシールドをオンにすれば良いし、もしどうしても使いたければオフにすればよい。
ダブリン大学トリニティ・カレッジで行われた研究では、6つのWebブラウザGoogle Chrome、Mozilla Firefox、Apple Safari、Brave Browser、Microsoft Edge、Yandex Browserのおけるプライバシーのリスクを評価しています。
その結果、バックエンドでのデータ交換という観点から3つのグループに分けたとすると、1番目の最もプライベートなグループにはBraveがあり、2番目のChrome、FirefoxおよびSafariがあり、3番目の最小プライベートにはEdge、Yandexに分けられたと報告されています。
https://www.scss.tcd.ie/Doug.Leith/pubs/browser_privacy.pdf
Braveブラウザは、他のブラウザと比べて約3倍速いという結果が出ているようだ。
このサイトは読み込み遅いな、と思うことは少なくなるはずだ。
Braveブラウザは、YouTubeの動画広告などあらゆる広告を自動的に取り除いてくれる。
代わりに、Braveブラウザから広告をポップアップで通知される。その広告を見るとBATポイントというものがもらえる。
BATポイントをお気に入りのコンテンツの作成者にあげることで、仮想通貨BAT(Basic Attention Token)が作成者にいきわたる仕組みになっているのだ。もちろん匿名だ。
コンテンツの作成者はPaypalなどを経由し、そのトークンを通貨や他の仮想通貨に換えることもできるようだ。
※チップを送る際には、対象サイトを確認ください。
現在、Webサイトの主たる儲けは広告の埋め込みが主流である。
つまりは、閲覧数が多いから広告効果があるという仕組みになっている。
しかしながら、読んでみたら有益とも思えないコンテンツもあるだろう。
これからは、文字通り”ユーザがお金を出したくなるようなサイト”の作成者のインセンティブを上げるような仕組みに代わっていくかもしれない。このサイトもそうでありたい。
Brave 新技術